Vol.2
製品開発に込められた
強いこだわり

あらゆる使いやすい「高さ」を模索。

女性目線を取り入れた開発がどんどん動きはじめていきました。
徹底的にこだわったポイントのひとつに、各部の「高さ」がありました。

木南

タンクへお水が注ぎやすいか、タンク自体が取り外しやすいか、給水口はお水が注ぎやすいかなど、開発に携わっていた女性メンバーが、ちょうど日本人女性の平均身長くらいだったこともあり、私たちを基準に使いやすさを追い求めました。

大原

透明なタンクについてもこだわって作っていましたよね?

木南

そう、タンクは透明が良かった!最初タンクに少し色味があるデザインも候補にあったのですが、見た目が美しく、女性の目の高さで水量が見える透明なタンクが理想だと思ったんです。

操作パネルは押しやすいか。

操作パネルを指差す様子

製品の操作パネルの角度・押しやすさについても検証しました。

白石

ここもまた女性目線なのですが、上に操作パネルが付いていると若干押しにくい感じがあって(笑)。肩をだいぶ上げないといけないんですよね。

大原

はじめは、他のメーカーと同様に、上部に水平に配置されていました。“女性目線”で立ったまま自然に押せる角度はどこか?と議論した結果、現在の操作パネルの位置と角度に行き着いています。

徹底的に料理シーンでの使いやすさも追求

イメージ画像 : インタビュー中の様子

ハミングウォーターのこだわりが垣間見えるのが、料理時の使いやすさ。

まず特徴的なのが「flows(フローズ)カーブ」とも呼ばれる、水受けトレイと給水口の間に大きなスペースを設けているところです。これは料理の際のお鍋の置きやすさを考えた、今までのウォーターサーバーにはない非常にユニークな特徴です。

イメージ画像 : Humming Waterから直接鍋に水を注ぐ様子
杉本

この「flowsカーブ」を実現しつつ、中身の機能をどうサーバー本体に入れるのか、本当にたくさん議論しましたね(笑)。
エンジニア側からするとかなり頭を悩まされました。

白石

マーケティング側からすると「サーバーの中にまだ空いたスペースがあるのでは?」みたいな(笑)

沢田

そうそう。「もう少しカーブを深くできるのでは?」みたいな要望を出しては、毎回エンジニア側に押し返されて。

杉本

エンジニア側からすると「どこにそんなスペースの余裕があるのか?」と(苦笑)。まさに“エンジニアVSマーケティング” のせめぎ合いでしたね。

一般的なお鍋の直径サイズをカバーできるように、このflowsカーブの議論とともに、水受けトレイの広さについても模索しました。

白石

本当はもっとカーブを中に掘りたかった(笑)。でも「もう限界!」という声があったので・・・じゃあ仕方がない、前に出そうかと(笑)。

そして、水受けトレイはノーマルタイプとは別に、奥行きを18cmに広げたビストロトレイをセットにし、付け替えができるようにしました。

【トレイの大きさを比較した図】NORMAL:W26cm/D14cm, BISTRO:W26cm/D18cm(BISTROサイズばお鍋もおける)

お水を出す時の「出しっぱなし」(*1)の機能も、料理の手際を考慮して開発されたものです。
料理中は、色々な作業を同時進行するので忙しい。
レバー式で押し続けないとお水が出ない設計だと、使い勝手が悪いという意見が多くありました。そこで1度ボタンを押したら、出しっぱなしにできるようにし、お鍋などにお水を溜めるその間も、ちょっとした他の作業ができるように。

出しっぱなしは、冷水と常温水のみの機能です。温水はできません。

「1日10ℓ」の浄水量は開発当初からの目標だった。

イメージ画像 : インタビュー中の様子

ハミングウォーターの浄水量は1日10ℓ(総ろ過水量1,800ℓ)であり、競合他社と比較しても、業界トップクラスの量を誇っています。実はこの浄水量に関しては、開発当初から既に目標値として定めていたものでした。

木南

1日に成人が飲むお水の量として推奨されているのが、1日2ℓ。4人家族を仮定すると、1日8ℓ。お子様が2人だとするともう少し少ない計算ですが、煮物やお味噌汁などの料理にも使うことを考慮すると、およそ10ℓが目安になるのではという話が、開発メンバーの中で上がっていました。

沢田

たっぷり使える「使い放題」という利点を売りにする場合、10ℓはマストでした。もっと手軽に、日常的に使って欲しいという想いが元になっていましたから。

そのため浄水量については妥協せず、必ず目標であった「1日10ℓ」を達成できるように、粘り強く試行錯誤しました。

浄水フィルターが2本必要な理由。

イメージ画像 : インタビュー中の様子

ハミングウォーターでは、活性炭を活用したAフィルター・活性炭+中空糸膜を活用したBフィルターの2段階式の浄水フィルターを採用しています。

白石

普通の一般家庭の浄水器でよくあるような、活性炭フィルターだけの仕様にするのは絶対に嫌でした(笑)。マーケティング側として絶対にゆずれない点でしたね。

杉本

タンクに注がれた水道水はまず、活性炭を活用したAフィルターに入ります。Aフィルターでは、化学物質・ゴミなどのほとんどの物質を取り除くことができるようになっています。次に通るBフィルターでも活性炭を活用していますが、ここでは水の中に溶けた金属など、より細かい物質を取り除き、最後に中空糸膜で、さらに細かい物質を取り除くような構造になっています。

フィルターを交換する画像

特にBフィルターに含まれている、中空糸膜による除去は、他社の浄水型ウォーターサーバーではなかなか見受けられない、ハミングウォーターのこだわりポイントです。

競合他社ではフィルター1本のところも多い中で、2本のフィルターを採用しているのは、細部まで物質を除去し、お水を極限までクリーンにしたいという想いが込められています。

使い勝手も機能もこだわり抜き、最適化されたハミングウォーターだからこそ、累計販売台数No.1(*2)に選ばれています。

*2:日本マーケティングリサーチ機構調べ
2022年11月期 浄水型ウォーターサーバーに関する指定領域における市場調査
※サービス開始~2021 年末の累計数

ウォーターサーバー累計販売台数No.1

※日本マーケティングリサーチ機構調べ 2022年11月期浄水型ウォーターサーバーに関する指定領域における市場調査 ※サービス開始~2021年末の累計数