こどもを熱中症から守ろう

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執筆者プロフィール
はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

こどもの熱中症が心配な猛暑

年々夏の到来が早まり、熱中症についてのニュースがとても増えました。
大人でもこの暑さは危険です。ましてやまだ会話ができず、自分の体調を上手に伝えることができない赤ちゃんや小さなこどもですと、大人が気にかけてあげる必要があります。

少し前から息子の保育園で水遊びが始まり、熱中症の心配はなくなったのかと思っていたのですが、保育園の先生曰く、「気温が上がり過ぎると外に出るのが危険なので、水遊びもできなくなるんですよ…」とのこと。私が幼い時は、「水遊びしていたら、炎天下でも大丈夫!」と、安全という根拠もないのにいつも野外で過ごすのが当たり前の時代でしたが、今はそんなことをしていたら、熱中症になってしまうようです。
今回は、小さなこどもに焦点を当てて、近年の熱中症対策について書いていきたいと思います。

こどもは自分で熱中症予防ができません

息子はもうすぐ2歳になろうとしています。春ぐらいからは外遊びが好きになり、公園で石や枝を拾い集めたり、砂場で真剣に砂をすくっては、自分の靴にかけてみたり…。うつむきながらそんなことに夢中になっていると、顔を上げると、顔がほてって、真っ赤になっていた!と言うことがあり、急いで水分補給をさせたことがありました。
小さなこどもは、体温の調節機能が十分に発達していませんので、気温が高くなったり、運動をして身体に熱がたくさん発生すると、汗などで熱を放散することが上手にできず、熱が身体の中にこもる鬱熱(うつねつ)状態となって、体温が上がってしまうことがよくあります(夏期熱と呼ばれることもあります)。そのために顔が赤くなるそうです。
息子は運良く大事に至ることはなかったのですが、この状態がさらに進行すると、体温が急激に上昇して、いわゆる熱中症という状態となり、意識がなくなりけいれんを起こしたりすることもあるそうです。こどもの熱中症予防&暑さ対策は大人が十分にしてあげることが大切です。

こどもは大人より暑い!ベビーカーも要注意

こどもは大人に比べ、顔の位置が低いため、地面に近いことから照り返しをまともに受けてしまいます。大人とこどもでは気温が2~3℃異なる場合があります。炎天下の中、赤ちゃんとの外出でベビーカーを利用することも多いと思います。その際、シェードで直射日光を遮るのはもちろんですが、アスファルトの照り返しも気にしてあげ、こまめに水分補給するようにしてください。ベビーカーの背もたれに付けることができる保冷剤も上手に利用しましょう。何より猛暑の日は外出を避けるようにしてください。

こどもの熱中症予防

こまめな水分補給

のどがかわいていなくても、こまめな水分補給を習慣にしましょう。塩分や糖分を含む飲料ですとスムーズに水分の吸収ができますので、汗で失われた塩分の補給にもつながります。出かける際も水筒などを持参し、いつでも飲み物を飲めるようにしておきましょう。

十分な睡眠とバランスの良い食事

エアコンや扇風機を適度に使い快適な睡眠環境を整えることで、寝ている間の熱中症を防ぐと共に、ぐっすりと眠ることで翌日も元気に動ける身体づくりを意識しましょう。通気性や吸水性の良い寝具選びもポイントです。
また、食事はとても重要で、強い身体づくりの基本です。夏野菜に多い、ビタミンCやビタミンA、カリウムなどを積極的に食事に取り入れるようにしましょう。

気温と湿度をチェック!

気温はチェックしていても、湿度をチェックしていない人は多いかもしれません。最近ですと、気温計と湿度計が一緒になっている温湿度計がとても売れているそうです。両方をチェックし、エアコンを上手に使って、快適な環境をつくってあげましょう。

服装にも工夫を

衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選び、下着には吸水性や速乾性に優れた素材を選びましょう。帽子は必ずかぶるようにして、直射日光を避けましょう。また、なるべく日陰を選んで歩いたり、日陰で活動するように促してあげると良いでしょう。冷却グッズを利用することもおすすめです。首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。

夏の暑い日は外出を控える

こどもは大人と比べて体温調節が十分にできません。子どもは夢中で遊んでいると体調の変化などに気づかず、重症化してしまうことも少なくありません。外遊びの際は、汗の量や顔の赤さなどをよく観察し、15~30分に一度は木陰などの涼しい場所で休憩するよう促しましょう。また、夏の暑い日に直射日光に長時間当たったり、運動をすることは控えて、室内で遊ばせるようにしましょう。室内で過ごす日が続くこともあります。室内でも身体を動かせるような遊びを取り入れ、運動不足にならない工夫をしてください。
また、「暑いし、ちょっと用事を済ませるだけだから」といって、車内にこどもを置いたまま、車から離れるのは絶対にしないでください。

赤ちゃんの寝汗対策についてはこちら

こどもに関しては、大人以上に日々の体調を見てあげ、いつもと違ったことはないか、ぐったりした様子ではないか、身体が熱くないかなど、こまめにチェックするようにしましょう。

ハミングウォーターで上手な水分補給を

ハミングウォーターは冷水と常温水、温水が使いたい時にすぐに利用することができます。こどもが冷水を一気に飲んでおなかを壊すことが心配な場合は、常温水を飲む習慣を付けてみるのも良いかもしれません。
こどもは麦茶をよく飲みます。夏はもちろんですが、冬でも麦茶を飲みますので、常備する麦茶づくりにもハミングウォーターが活躍します。おいしいお水でつくる麦茶はやはりおいしいものです。こどもが好んで飲むようになると思います。
ハミングウォーターのおいしい水を使って日々の熱中症対策を行い、暑さに負けない身体づくりを行ってください。

熱中症とは?熱中症の症状についてはこちら

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