赤ちゃんの水分補給&寝汗対策

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執筆者プロフィール
はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

赤ちゃんの水分補給はいつから?

生まれてすぐの赤ちゃんは水分補給のためにお水を飲む必要はありません。母乳やミルクから栄養と必要な水分を摂取しているからです。
生後6ヶ月ほどになると少しずつ離乳食がスタートします。ミルクから摂っていた栄養や水分を食事から摂るようになりますので、徐々にミルクの量が減っていきます。そうすると水分が足りずに、便秘や熱中症になることがありますので、パパやママは意識してお水や麦茶などを飲ましてあげましょう。

赤ちゃんの便秘について

赤ちゃんは汗かきさん

赤ちゃんは大人の2倍汗をかくとも言われるほど、とても汗かきです。
赤ちゃんがたくさん汗をかいていて、体調が優れないのではないかと心配したことはありませんか?
赤ちゃんは身体が小さいのに、汗腺の数は大人と同じため、汗腺の密度が高いことから服や髪が濡れるほど、汗をかいてしまうのです。
また、大人に比べて、体温調整機能が未熟なことも、汗かきの原因のひとつです。大人のように、気温や自身の体調に合わせて、すぐに衣類の着脱ができないので、気温の影響を直接受けてしまいます。赤ちゃんはたくさん汗をかくことで、体内に熱がこもらないように放出して体温を下げているので、汗をたくさんかいているから病気というわけではありません(ぐったりしていたり、機嫌が悪い際は病気の疑いもありますので、様子を見て、医師の指示を仰ぐようにしましょう)。

寝汗を放置するとあせもになる?

赤ちゃんは普段の生活時と同じように、寝ている際も汗をたくさんかきます。寝汗で髪やシーツがびっしょりと濡れていることはよくあることです。
汗の通る管である汗管に汗に含まれている塩分や皮膚に付いたほこりなどが詰まることで、汗が身体の外に排出できず、皮膚の内側に溜まることであせもができることがあります。あせもができるとかゆみを生じることが多いため、小さなこどもですと、かいてしまい、あせもが悪化したり、傷が残ってしまうことがあります。赤ちゃんやこどもに「かかないで!」と言ったところで、我慢するのは難しいので、あせもの治療薬でかゆみを抑えることもできますが、まずは普段からお肌を清潔にし、入浴後や朝にローションやクリームなどの保湿剤を塗ってあげ、皮膚のバリア機能を高めてあげましょう。
そして、そもそも寝ている間にたくさん汗をかいてしまわないように、寝汗対策も行ってください。

寝汗をかかない睡眠環境づくり

寝汗の量が多い場合、室内の温度が高いことを疑ってみましょう。
真夏の熱帯夜ですと、夜になっても気温が下がらず、寝汗をかくのはもちろん、寝苦しくなります。近年では夜中もエアコンを付けたままにすることが推奨されています。
風が直接当たると身体の水分が奪われて脱水を起こしやすくなりますので、赤ちゃんに直接冷気が当たらないようにし、風量は「弱」に設定することが大切です。扇風機の場合も同じです。
温度は外気との差が3~5度程度が好ましいとされていますが、それでも暑い猛暑の日には27~28度程度に設定すると良いそうです。室温計を赤ちゃんのそばにおいてきちんと測るようにし、赤ちゃんの様子を見て、汗をたくさんかいていたり、寝苦しそうでしたら、設定温度を少し下げるなど、室温をこまめに調整してください。

寝具やパジャマの素材にも気遣いを

赤ちゃんに厚手の布団を被せると、大人のように暑いからといって、布団から抜け出すことが難しいため、寝汗をかいてしまうことがあります。夏はもちろんですが、冬も注意が必要です。冬は寒いので厚手の布団やブランケットを被せたり、厚手素材のパジャマを着せたりすると思います。寝汗をかいているようでしたら、寝具を薄手のものに変えてあげ、また汗が止まれば、温かい毛布をかけるなどして、調整してあげましょう。
シーツが寝汗で濡れてしまうこともよくあります。我が家ではシーツの上に、バスタオルなどをもう一枚敷いて、洗濯しやすいように工夫しています。赤ちゃんは頭によく寝汗をかきますので、頭部分にタオルを敷くのもおすすめです。
また、パジャマも濡れていないかチェックしてください。寝汗で濡れたパジャマのまま眠っていると、身体が冷えてしまったり、あせもの原因になります。寝汗でパジャマがびっしょりと濡れてしまった場合は、汗を拭いて、パジャマを着替えさせてあげましょう。
パジャマを深夜に着替えさすと、起きてしまわないか心配な方は、背中に入れる汗取りパッドを使ってみてはいかがでしょうか?「汗をかいてしまったな」と思ったら、汗取りパッドを引き抜けばいいだけなので、簡単ですし、赤ちゃんが起きる心配が軽減されます。

水分補給を忘れずに

赤ちゃんは寝汗をかくことが多いので、積極的に水分補給をしてあげましょう。就寝前に麦茶を飲ませ、起床後も飲ませる習慣にしても良いと思います。我が子は深夜でも自身で水分補給ができるようにお茶を入れたストロー付きマグカップを枕元に置いています。余程、喉が渇くことがあるようで、夜中に座って飲んでいることがあります。
また、普段から水分補給をパパやママが気にしてあげる必要があります。
冷たい飲み物や逆に熱い飲み物ですと赤ちゃんは飲めないので、常温かぬるめがおすすめです。その際、役立つのがハミングウォーターです。冷水と温水に加え、常温水が出ますので、赤ちゃんの水分補給にとても重宝します。水分補給をさせてあげたい時にすぐに飲ませることができるのはとても楽ですので、ぜひ赤ちゃんの水分補給にお役立てください。

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