Vol.1 好きな整理収納を続けていたら、いつの間にかそれが仕事に。

看護師として長年働いていた職場を退職し、現在は整理収納コンサルタントとして活躍している瀧本真奈美さん。こどもたちはすでに独立し、現在は一軒家で夫と愛犬2匹と暮らしています。シンプルで整理整頓された暮らし方のヒントを探るべく、お話を伺いました。

瀧本 真奈美さん

整理収納コンサルタント・防災士

Profile
整理収納コンサルタントとしてメディアや講演などで活動。ライフスタイルショップ「クラシング」も経営する株式会社クラシングRの代表取締役も務める。『片づくのはこんな家 未来が変わる家族の収納メンタリング』(カナリアコミュニケーションズ)など著書多数。
瀧本 真奈美さんの写真

いらないものは排除して、使えるものは何でも活用

もともと整理収納が得意だったのでしょうか。

そうですね。思い返せば、整理収納の楽しさに目覚めたのは中学生ぐらいの頃でしょうか。

まず、引き出しの物を全部出して、中をきれいに拭くんです。そして、出したものを全部並べて、自分の好きなものから順番に使いやすいように片付けていく。同時にいらないものを処分する。この作業を15歳ぐらいから日常的に繰り返していました。

大人になって整理収納について学んだんです。すると、私が当時から自然にやっていたことは、片付けのメソッドとして間違えてなかったんだということがわかりました(笑)。

家庭で教えられた習慣だったのですか?

いえ、その逆です。母は片づけられない性格だったので、実家の引き出しの中はぐちゃぐちゃでしたし、押し入れはぎゅうぎゅう。廊下はもので溢れていたような環境で…。

ある日、友達の家に遊びに行ったときに、その子の家がきれいに整理整頓されていたんです。その光景に衝撃を受けてから、整理収納に興味を持つようになりました。

インテリアが好きなのも当時から?

はい。中学生なりに、いろいろ考えていましたよ。おしゃれ雑誌に登場するナチュラルでかわいい世界観に憧れて、自分の部屋をピンク色にまとめようとか、このコーナーはこんなふうにしよう、とか。

今みたいに手軽にかわいいインテリアグッズが買える時代ではなかったので、リップクリームを並べてみたり(笑)。高さや色など共通項があるものを揃えるのが好きで、家の中を探し回って、理想に近いものをセレクトして自分の部屋に集めたりもしていました。

いらないものを空間から排除して、家の中で活用できるものは何でも活用するという考えは、今の整理収納の考え方と変わっていません。そう思うと、15歳ぐらいから自分の根本にあったものが、今の仕事にもつながっているのかもしれませんね。

好きだった趣味が高じて、整理収納を仕事にするまで

整理収納を仕事にしたきっかけは?

もともと私は20年以上、看護師として働いていたんです。今の仕事は、DIYやインテリアのリメイクから始まり、整理収納も好きが高じて仕事につながったようなものです。

「整理収納コンサルタント」や「整理収納アドバイザー」などいろいろ資格を持っているのですが、現在はその認定講師をしたり、企業様からの依頼で片付けのセミナーや企業とのコラボ商品のプロデュースを行ったりしています。

整理収納に関する記事を執筆することもありますし、以前は一般のご家庭から依頼を受け、実際にお家に訪問し、片付けのお手伝いをしていた時期もありました。

以前は看護師をされていたんですね。

19歳で結婚して20歳で出産、その後離婚してシングルマザーになりました。結婚を解消したときに、これからは一人でこどもを育てないといけないと思って。国家資格があれば安定した収入で生活できるのではないかと思い、看護師の資格をとりました。

母が看護師だったこともあり、私にとってはとても身近な職業でもありましたので、看護師になったのはごく自然な流れでした。

看護師から、まったく異なる業界への転職ですね。

看護師の前は、化粧品会社に勤めていて、その時やっていた商品の陳列や提案する仕事がとても好きでした。そして、看護師の仕事の息抜きとして、2012年頃から好きなDIYやインテリアのリメイクについてブログやSNSで発信するように。ちょうどその頃、家庭の事情が重なったことで仕事を一旦休もうと、退職することにしました。

時間もできたので、好きな雑誌に自分のインテリアが一度ぐらい載れたらいいなという淡い期待を抱いて毎日発信を頑張っていました。そうしたらある日、雑誌掲載のお声がかかったんです。

そこから次々と仕事がつながり、テレビに出たり、整理収納の本を出したりすることになって…。人生1回かけてみよう!と、この仕事にたどりつきました。

大変なことも多かった人生ですが、おかげさまでこどもたちも独立し、5人の孫にも恵まれました。現在は、再婚した夫と2匹の子犬との穏やかな生活に満足しています。

すべての物に、一つひとつ住所をつけてあげよう

旦那さんも片付け上手ですか?

それが、当初は苦手だったんですよ。でももう20年以上一緒に暮らしているからか、自然と片付けてくれるようになりました。今でも好きではないと言っていますけど(笑)

あまり物が出ていない部屋で暮らしていると、使わないものがテーブルの上に出ていたりすることが耐えられなくなったみたいで。習慣って人を変えるんだなと思いました。

片付け上手になるコツは?

セミナーでもよくお話することですが、基本的には「物に住所をつくること」です。人間って、まっすぐ家に帰れるのはやはり住所があるからで、それがなかったら街中に人が増えたり、帰ろうと思った家に別の人がすでにいたり…と、すごい状況になりますよね。

物もそれと同じことで、住所があってこそ戻れるわけで。住所がないから床に放置されたり、テーブルの上に置きっぱなしになってしまったりするんです。

また、片付けるタイミングが遅くなればなるほど、片付けは大変になります。早いうちから少しずつ。まずは少しでも整理収納に興味を持っていただいて、苦手意識を克服していくのがおすすめです。

ウォーターサーバーもインテリアに合わせて

ハミングウォーターは、おうちのインテリアのひとつとして、どのような印象ですか?

シャープすぎず、可愛らしいデザインですよね。ウォーターサーバーって四角い箱のようなドーンと存在感があるデザインも多いイメージですが、ハミングウォーターは曲線的なデザインで、奥行き感が少ないのがいい。

シンプルな色とシルエットがインテリアにも合わせやすいと思います。実際、部屋に置いていても全然気になりません。

ハミングウォーターのよさを感じる点は?

以前、職場に水ボトルをセットするタイプのウォーターサーバーが置いてあって、いつもその重たい水ボトルを交換するのが大変でした。

空になった水ボトルが回収されるまでの間、保管しておく場所も必要でしたし、新しい水ボトルが来ると、今度はそれを置くスペースも必要で。だから自宅にウォーターサーバーを置くのは現実的ではないと思っていました。

その点、ハミングウォーターは、水道水を注ぐだけでおいしいお水が飲めるのでとにかく手軽です。半年に一度、浄水フィルターが送られてきて、それを交換するだけなので、日々の面倒な作業があまりなくて、ラクで助かっています。ハミングウォーターを使ってから、ウォーターサーバーの面倒なイメージが一気に変わりましたね。

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ウォーターサーバー累計販売台数No.1

※日本マーケティングリサーチ機構調べ 2022年11月期浄水型ウォーターサーバーに関する指定領域における市場調査 ※サービス開始~2021年末の累計数