整理収納の仕事を続けていくなかで、整理収納と防災にはつながりがあると考え、防災士の資格を取得したという瀧本真奈美さん。日頃から防災を意識し、もしもの災害に備えて準備や備蓄を行われています。防災士の視点から、ハミングウォーターの活用方法も伺いました。
瀧本 真奈美さん
整理収納コンサルタント・防災士
- Profile
- 整理収納コンサルタントとしてメディアや講演などで活動。ライフスタイルショップ「クラシング」も経営する株式会社クラシングRの代表取締役も務める。『片づくのはこんな家 未来が変わる家族の収納メンタリング』(カナリアコミュニケーションズ)など著書多数。
- Instagram @takimoto_manami
- 公式サイト https://kurashiing.com/
まずは自分。そこから人を助けることができる
防災士の資格を取得した経緯を教えてください。
2016年の熊本地震のとき、私が住んでいる愛媛も揺れて、地震の怖さを感じました。もしかしたらまたいつか大きな地震が来るかもしれないと思い、そのときに慌てて防災グッズを備えたんです。
それらを揃えていく過程をSNSでも発信していたら、あるとき地元のテレビ番組に「整理収納と防災」というテーマで出演のお声がけをいただいて。しかし、防災士の資格がない私は整理収納についてのお話しかすることしかできず、なんとももどかしい気持ちになりました。
資格があればきっと説得力も違うだろう…と思いましたし、防災について、自分ももっと学びたいという気持ちもあって、防災士の資格の勉強を始めることに。
防災士の資格をとって、考え方に変化は?
一般的にもよく言われていることですが、改めて重要だと思ったのが「自助・共助・公助」ですね。自分が助かってこそ、人を助けられるし、自分が助かってこそ家族や地域の皆さんのお役に立てると思います。
まずは自分が自分のことを助けられないと、どうにもできない。そのためには一人ひとりが災害時を想定して、しっかりと備えておくことがとても大切だなと強く思いました。
防災に意識が向いてから、家ではどのように備えていますか?
まず、防災グッズの収納場所を作りました。一箇所だけではなく点在させていますが、メインは大きなボックスを用意して、備蓄用の食料やお水、ラジオやライト、非常用トイレなどあらゆるものを入れています。
日常用品でいらない物がでたときは、「もしかして防災に役立つかな?」と一度考えてから捨てるようにしているので、防災グッズのコーナーには本当にいろんなものが入っていますね。
災害時には一人あたり1日約3Lのお水が必要と考えて
大きな災害時の報道を見ると、日常生活において、どれだけお水が重要かを実感します。
そうですよね。内閣府防災情報では、一人あたり1日に必要なお水の量は3Lと言われています。これは、食べたり飲んだりするためだけに最低限必要な量なので、トイレや手洗い、洗濯、体を拭くといった生活用水は別に用意する必要があります。
飲料水は最低3日分を確保しておくことが推奨されているので、一人あたり9Lが必要。それを家族の人数分備蓄しておくというのは、なかなかな量ですよね。2人世帯だと18L、3人世帯だったら27Lは最低でも備蓄しておいたほうがいいということになります。
瀧本さんは、どのようにお水を備蓄していますか?
わが家は夫婦二人暮らしなので、ペットボトルのお水を45Lほど、1週間分を想定して、買いだめしています。
消費期限が切れたペットボトルのお水は、断水したときにトイレで利用したり、食器を洗ったりする用途で使えるので、捨てずに置いています。日頃からお風呂の残り湯をためることを習慣にするなどして、生活用水を確保しておくのも一つの手です。
「非常用電源ユニット」があれば停電になっても安心
ハミングウォーターには、停電時でもウォーターサーバーが使える「非常用電源ユニット」※があります。瀧本さんも利用していただいていますね。
※オプションでの購入が必要です。
はい、この非常用電源ユニットがあることを知ったときは本当にうれしくて。乾電池式の電源ユニットで、停電時にはこれをウォーターサーバーの本体にUSBケーブルで接続するだけで、万が一の停電のときでも常温水が使用できるというアイテムです。
実は、私は以前からハミングウォーターを自宅で使っていたのですが、この非常用電源ユニットの存在を知らなくて、一度解約してしまったことがあるんですよ。
その理由は、わが家がオール電化だから。ウォーターサーバーがあっても、停電時に使えないとなると困るだろうなと思ったんですね。それでハミングウォーターを解約して、飲料水はすべてペットボトルで保管しておくスタイルに変えたことがありました。
結局、現在は再びハミングウォーターがある生活に戻り、ペットボトルの備蓄水の量を減らすことができて、家の中にスペースが生まれて嬉しいです。
そうだったんですね。非常用電源ユニットを知っていただけてよかったです。
本当によかったです。こんなに便利な防災アイテムがあることをまったく知らなかったので、もっと早く気付いていたらよかったです(笑)。
しかも、非常用電源ユニットは、ウォーターサーバー本体の側面にマグネットで固定しておけるのもいいですね。見た目にも目立たないですし、突然の災害が起きても、すぐ使えるのもいいと思います。
浄水できるウォーターサーバーだから安心して飲める
断水とまではいかなくても、災害時や工事の影響で、水道水が濁ったりすることもありますよね。
そうですね。断水から復旧したてのときなども、水道水の安全性が気になることもあるかと思います。
そういう面からも、ハミングウォーターがあれば、タンクに水道水を注ぐだけで、水道水に含まれる不純物をしっかり除去してくれるので安心です。
給水所からもらってきたお水を浄水することもできるので、災害時でもおいしいお水を飲めるのは安心ですよね。災害時の頼もしい味方になってくれそうです。
災害は本当に突然起こりうること。ハミングウォーター上部の給水タンクは意識的に満タンにしておくようにしています。突然、断水になったとしても、その分のお水がとりあえずあるということは安心材料になりますので。ハミングウォーターを活用しながら、もしものときのために、備えておきたいです。