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ウォーターサーバーとアース線

更新日 : 2023.04.19

執筆者プロフィール

エンタメ好きのライター「もえ」。幼い頃からテレビっ子で、30代になった今もドラマ・バラエティ・ニュースなどジャンル問わずテレビ番組が大好き。ラジオを聴きながら散歩も趣味の一つ。目から耳から鼻から、常に何かしらの情報を入れたいタイプ。

アース線の役割

洗濯機や冷蔵庫を設置するときに一度は見たことがあるであろうアース線。感電を防ぐためのケーブルで、コンセントのアース端子につなげることで過剰な電気を地面へと流す役割をもっています。

電化製品は、老朽化や水の侵入などでショートしてしまう危険性があります。気が付かずコンセントにつないで使ってしまうと、電流が回路外へと流れ出てしまい、人に感電したり発火したりするおそれがあるのです。

アース線をつなげておけば、万が一漏電しても電流がアース線を流れるため、人への感電を防げます。そのほか、落雷時に電化製品に高圧電流が流れ込む事態を防ぐことも可能です。
電化製品に水がかかったり、濡れた手で扱ったりすると感電のおそれがあります。そのため、水を使ったり湿気が多かったりする場所で使用する電化製品にはアース線が取り付けられているのです。

アース線が必要な電化製品で代表的なものには、冷蔵庫や電子レンジ、エアコン、洗濯機、乾燥機などが挙げられます。安全に使用するためにも、必要な電化製品には必ずアース線を接続して使うようにしましょう。

ウォーターサーバーにアース線は必要?

結論から言うと、ウォーターサーバーはアース線がなくても使用できます。しかし、ハミングウォーターでは安全にご使用いただくため、アース線の使用をお願いしております。ウォーターサーバーは文字どおりお水を使う電化製品であるため、設計上漏電への対策はしっかりとされている製品が多い傾向にありますが、アース線がついていない製品も存在しています。

しかし、ウォーターサーバーは水漏れが起こる可能性がまったくないわけではありません。
さらに、ウォーターサーバーをキッチンなどの水回りに設置するご家庭も多く、湿気やほこりが溜まって漏電リスクが高まる可能性があります。

漏電は感電だけではなく火災にもつながります。事故を防ぐためにも、ウォーターサーバーにもアース線を接続するのが望ましいと言えるでしょう。

ウォーターサーバーのアース線を接続する手順

事故を防止するためには、ウォーターサーバーにもアース線を接続するのが効果的です。アース線を接続する手順は下記のとおりです。

1.コンセントから電源プラグを抜く(感電を防ぐため)
2.アース線を適切な長さに切断する
3.先端の被膜を1.5cm程度剥き、銅線を露出させる
4.アース端子に固定する

コンセントによっては、アースの差し込み口にネジがついている場合があります。その場合はネジを少し緩めた後に、アース線の先端を「J」の形に曲げてネジと壁の隙間に引っ掛けましょう。アース線を押さえながらネジを閉めれば完了です。

ウォーターサーバーのアース線を接続できない時の対処法

下記のような理由から、ウォーターサーバーのアース線が接続できない場合が考えられます。

● コンセントにアース端子がない
●ウォーターサーバーにアース線がついていない

それぞれの対処法と注意点を見ていきましょう。

コンセントにアース端子がない

ウォーターサーバーを設置したい場所の近くにアース端子がついたコンセントがない場合は、アース端子がついたコンセントの近くにウォーターサーバーを移動させましょう。もし移動できないようであれば、電気工事業者に頼んで設置工事を依頼するのが最も確実な方法です。
工事にかかる費用は業者によって異なりますが、一般的には5,000〜10,000円程度の費用です。

ウォーターサーバーにアース線が付いていない

ウォーターサーバーにアース線がない場合は、メーカーにアース線を使用しても問題ないかをまず確認しましょう。市販のアース線を接続しても問題なさそうであれば、ウォーターサーバーの背面にあるアース用のビスに接続します。

ウォーターサーバーを使用する際のコンセントの注意点

濡れた手でコンセントを触らない

ウォーターサーバーに限ったことではありませんが、電化製品のコンセントは濡れた手で触らないようにしましょう。濡れた手でコンセントを触ると、感電するおそれがあります。
小さい子どもや高齢の方がいるご家庭は特に注意が必要です。コンセントの付近には近寄れないように工夫しておくと良いでしょう。

水漏れが起きたらすぐにコンセントを抜く

ウォーターサーバーが水漏れした場合は、速やかにコンセントを抜きましょう。思いがけずに水をこぼしてしまった場合も同様です。
取扱説明書で対処方法を確認したり、メーカーに連絡して対処法を仰ぐと安心です。

コンセントの状態を定期的に確認する

ウォーターサーバーのコンセントは基本的に差したままで生活します。ただ、長時間コンセントを差しっぱなしにすると、ほこりが溜まってしまい、湿度が加わると火花放電が起こりやすくなります。
火災の原因にもなりかねないため、コンセントの周りは定期的に掃除を行いましょう。コンセントから電源プラグを抜いて、乾いた布などでほこりを拭き取ってください。

ウォーターサーバーは正しい方法で安全に使おう

ウォーターサーバーを安全に使用するためにもアース線を接続して使うことをおすすめします。特にキッチンなど水回りで使用する際は、できるだけ安全に使っていただけると安心です。

また、万が一水がかかってしまった際はすぐにコンセントを抜くなどの対処をしてください。安心・安全にお水を使うためにも、ウォーターサーバーは正しい方法で使うようにしてくださいね。

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