暮らしに役立つお水の知識

お家でコーヒーブレイク 〜お家のコーヒーをおいしくする方法〜

更新日 : 2023.01.30

執筆者プロフィール

はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

お店とお家のコーヒーの味は何かが違う…

朝のルーティーンとして一杯、テレワークや家事の合間の一息で一杯など、コーヒーを飲むことが習慣になっている方はたくさんいらっしゃると思います。私もそのひとりです。
お家でコーヒーを楽しまれている人でしたら、「お店の味を再現したい!」と思ったことはありませんか?私はコーヒーショップで飲んだ好みのコーヒー豆を購入し、自宅で再現しようと試みることがあるのですが、なかなか忠実に再現できていないような気がします。

今回はお家でドリップコーヒーをおいしく淹れるコツについて、お伝えしていきます。
ぜひ、クオリティーの高い一杯を完成させてみてください。

軟水と硬水で味わいが異なる?

ドリップコーヒーを淹れる際に、コーヒー豆ともうひとつ大切なものが「お水」です。
お水には「軟水」と「硬水」があり、それぞれに特徴があります。

軟水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が少なく、サラッとしているのが特徴です。コーヒーの味に影響を与えにくく、マイルドで飲みやすい味を楽しむことができます。
一方、硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く含まれるため、コーヒー成分と反応しやすいと言われています。特に苦味が強く、香ばしくなる傾向があります。
軟水と硬水でコーヒーの飲み比べをしてみても良いかもしれません。

温度も重要。高温になりすぎにご注意を

おいしいドリップコーヒーを淹れるためには、温度にも気を配る必要があります。
私が淹れたコーヒーははっきり言ってイマイチでした。一番の原因は、温度調整だったように思います。
お湯の温度によって抽出される成分が異なるため、味に影響が出るということをコーヒーショップで教えていただきました。高温でドリップしてしまうと苦味や酸味が強くなり、雑味まで抽出されてしまうそうです。
ハミングウォーターを使う前は、ケトルでお水を沸騰させ、すぐにドリップしていました。きっとお湯が高温すぎたのだと思います。ドリップに適した温度は、80~90℃前後が適温だと言われています。

そもそも水道水でコーヒーを淹れるの?

コーヒーにはお水が重要とお伝えしましたが、そもそも水道水でおいしいコーヒーができるのでしょうか?

地域にもよりますが、日本のほとんどのエリアが軟水です。そして、日本の水道水は厳しい水道法に基づく水質基準をクリアしています。日本は、世界でも数少ない「水道水をそのまま飲める国」ですので、水道水で十分おいしいコーヒーを淹れることができます。

水道水でコーヒーを淹れる際、いくつかのポイントがあります。
まずは、朝一番に蛇口から出る最初のお水をすぐに使用しないことです。前日からの溜まったお水なので、少しの間お水を流して使用しましょう。
また、古い水道管を使っている方や瞬間湯沸かし器などでお水を沸騰させる場合は、お水に鉄分が含まれることがあります。鉄分はコーヒーが渋くなりますので、避けたほうが良いでしょう。
そして、もうひとつ注意したいのが「カルキ臭」です。カルキ臭はコーヒーの香りを邪魔することがあります。沸騰させるとある程度は軽減されますが、カルキ臭を除去できるウォーターサーバーなどのお水を使うことが望ましいでしょう。

コーヒー豆の量の正解がわからない

肝心なコーヒー豆の量に迷うことはありませんか?コーヒーの種類や好みによっても異なりますが、ペーパードリップでコーヒーを淹れる場合、まずはカップ1杯分(約140cc)につき、コーヒー豆は10〜12gを目安にしてみてください。1度に2杯分淹れる場合は20g前後、3杯分なら25〜30g前後、4杯分なら35〜40g前後で調整していき、お好みの味を見つけてみると良いかと思います。
コーヒー豆を購入する際に、コーヒーショップで量などを教えてもらうことをおすすめします。
先日、私がコーヒーショップで豆を購入した際に確認すると、「このコーヒーは豆16g、お湯140ccで淹れることをおすすめします」と言われました。本当に種類によって量が違うようです。

おいしいコーヒーを淹れてみよう

ペーパーフィルターを使い、おいしいコーヒーを簡単に淹れる手順をご紹介します。

①フィルターをドリッパーにセットし、フィルターに熱湯を回しかける。ドリッパーから落ちたお湯は捨てます。
②湯通ししたフィルターに挽いたコーヒー豆を淹れ、円を描くように、お湯(約90度)を注ぎ、20〜30秒蒸らす。
③蒸らし後、1〜3回に分けて、お湯を注ぐ。

ポイント
・①のステップは紙の匂いを除き、ドリッパーを温めるひと手間です。
・お湯を注ぐ際、フィルターに当たらないように注ぐのがコツです。フィルターに直接お湯が当たるとコーヒー豆を通らず落ちてしまいます。

ハミングウォーターがコーヒーにちょうどいい

ハミングウォーターは高品質の2段階式浄水フィルターで水道水(日本の水道水は軟水がほとんど)に含まれる不純物をしっかり除去します。先程お伝えした鉄分もカルキ臭も除去しますので、コーヒーのおいしさを損ないません。また、温水の温度は80〜90℃で、ドリップコーヒーを淹れるのに適した温度ですので、ケトルややかんでお水を沸騰させる必要がなく、すぐにドリップをはじめていただけます。
ぜひ、ハミングウォーターでおいしいコーヒーを淹れてみてください。

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