出汁(だし)で離乳食づくり

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執筆者プロフィール
はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

赤ちゃんの味覚

甘い、にがい、すっぱいなどの味覚。0~1歳頃の赤ちゃんは、離乳食を通してさまざまな味と出会います。食感や舌触り、温度、匂い、色彩などを五感で感じながら、食べ物のおいしさや食べることの楽しさを知っていきます。赤ちゃんが好む味付けも大切ですが、「食事は楽しい」という雰囲気をつくり、食べることへの好奇心を育てるお手伝いをしてあげたいものです。

私自身、息子の離乳食をスタートさせる際、薄味の加減がわからなかったり、メニューのマンネリ化で、離乳食づくりを楽しめない時期がありました。そんな時、栄養士さんとお話する機会に恵まれ、アドバイスいただいたのが「こどもにたくさんの味の体験をさせてあげてください」という素敵な言葉。これを聞いてからは、いろいろな食材を取り入れ、食べた息子の反応を見て、硬さや味付けの改善を繰り返しました。普通食になった息子は今のところ、好き嫌いなくなんでも食べてくれます。ママとパパにとって、こどもがうれしそうに食べる姿を見るのは小さな喜びでもあります。

離乳食は薄味で十分

大人はエスニックフードなどを好んで食べる方も多く、知らず知らずの間に濃い味付けのものを慣れてしまっているのではないでしょうか?私は辛いものが大好きですし、なんでも塩コショウを振ってしまうクセがあります。離乳食づくりの際、塩分の摂り過ぎにならないように薄味を心がけたいものです。

赤ちゃんの身体は、食塩の排出をする腎臓の機能が未発達なため、食塩を摂り過ぎると腎臓に大きな負担がかかってしまいます。また、食塩がうまく排出できず体内に過剰に蓄積されてしまうと腎機能低下や重症になると食塩中毒を引き起こす恐れもあります。

こどもの食塩摂取量の目標(1日)は「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)で定められています。6〜11ヶ月では男女ともに1.5gを目安量としており、1~2歳では男子3.0g未満、女子3.5g未満。年齢にしたがって増え、12歳以上では男子8.0g未満、女子7.0g未満で成人と同じになります。

赤ちゃんの時から塩味や濃い味になれてしまうと、大きくなった際、塩辛い食事を好むようになることが多く、将来、高血圧や肥満の原因になることがあります。
思わぬもので塩分が濃いのがうどんやパン、ハム、ソーセージなどです。与える分量や食事の組み合わせに工夫が必要です。
赤ちゃんの味覚は大人に比べて約3倍も敏感と言われており、大人が食べておいしいと感じる味付けは、赤ちゃんにとっては高塩分と言えます。離乳食は素材の味を活かすことをメインに、高塩分にならないよう心がけましょう。

出汁の力を借りよう

味の加減は今でも難しいと感じていますが、出汁の力を借りることで、赤ちゃんも深い味わいを楽しむことができます。
昆布出汁にはグルタミン酸という旨味成分が含まれています。このグルタミン酸は母乳にも含まれているため、赤ちゃんが産まれたときから馴染みのある成分と同じですから、赤ちゃんが出汁を好むのは、自然なことで、ホッとする味なのでしょう。
離乳食を初めてから1ヶ月ほど過ぎた頃から、昆布や野菜、干し椎茸の出汁を使ってみましょう。中期以降になれば、鰹節や煮干し、ささみの出汁を与えバリエーションを増やしていくと、赤ちゃんにとって、楽しい味の体験ができると思います。

市販の出汁も上手に使って

まだ、小さい赤ちゃんの子育てははじまったばかり。ママの身体の回復途中でもあります。出汁にこだわり過ぎて、疲れてしまってはいけませんので、出汁づくりは市販のものを頼ることもいいと思います。
しかし、一般的に市販されている出汁の素には注意が必要です。塩分やいろいろな添加物が含まれているものが多くありますので、粉末やパックになっている出汁を購入する際は、表示を確認するようにしてください。

出汁づくりに役立つハミングウォーター

出汁を取る際も市販のものを使用する際も、お水は重要です。
赤ちゃんに安心でおいしい離乳食を食べてほしいので、私はハミングウォーターのお水を使っています。麦茶づくりにはもちろんですが、出汁づくりにもハミングウォーターのお水をたっぷり使っています。ハミングウォーターは水道水を利用しますので、使う量を気にする必要がありません。
また、ハミングウォーターですとサーバーから何度もお水を器に入れて、お鍋との間を往復する必要はありません。トレイが2種類あり、普段はノーマルタイプを使用し、お鍋にお水を注ぎたい時は、奥行きに十分はスペースができるビストロタイプに付け替えすれば、お鍋をトレイに置けますので、直接お水を注ぐことができます。

ぜひハミングウォーターを使って、赤ちゃんの身体に優しく、おいしい離乳食づくりを。


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