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離乳食レシピ(後期編)

更新日 : 2023.01.05

執筆者プロフィール

はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

いつから離乳食 後期のレシピにする?

食べることへの意欲がますます高まる離乳食 後期(生後9〜11ヵ月)。消化機能が発達していき、食べられるものが増える時です。調理法もバリエーション(煮る・ゆでる・蒸す・焼く・炒める)が広がります。
いつから離乳食 後期に進むか迷うかもしれませんが、下記のサインが見られたら、離乳食 後期をスタートしましょう。

【離乳食 後期に移行する目安】
・1食の食事量を合わせるとこども茶碗の半分ぐらいは食べる。
・絹ごし豆腐程度のかたさの食べ物だと、口をモグモグさせて食べることができる。
・生活リズムが整い、散歩やお昼寝、1日2回の離乳食の時間が安定している。
・小食でも機嫌よく食べ、モグモグやゴックンがしっかりできている。

離乳食 後期のポイント

後期になると、1日3回食になります。
はじめて食べる食材はこれまで同様、1種類ずつ少量からスタートしましょう。
離乳食 後期の赤ちゃんは、口の中で舌を動かすのも上手になり、舌で食材を移動させ、上下の歯ぐきでつぶせるようになります。硬さの目安はバナナです。大きさは、野菜であれば5~7mm角くらいの粗刻みにし、慣れてきたら、千切りや薄いいちょう切りなども取り入れていくと赤ちゃんの新しい体験になります。赤ちゃんの食べる様子を見て、その場で切ったり、つぶしたりしながら食べさせると良いと思います。我が家では「赤ちゃんの食事ハサミ」が大活躍しました。

この頃から、食事から栄養の半分以上を摂るようになりますので、主食、主菜、副菜を意識したメニューを心がけるとバランスのよいメニューになります。
消化吸収機能が発達していきますので、アジやサンマなどの青魚や、赤身肉(牛や豚など)も少しずつ食べられるようになります。筋肉や血をつくるもととなるタンパク質や不足しがちな鉄分、ビタミンDを豊富に含む食材を意識して取り入れていきましょう(肉類は、脂肪分の少ないものを選ぶようにしてください)。

●タンパク質が豊富な食材
マグロ、アジ、鶏むね肉、卵、納豆、ヨーグルト

●鉄分が豊富な食材
小松菜、鶏レバー、豚レバー、牛肩赤身肉、納豆

●ビタミンDが豊富な食材
サンマ、サケ、しらす、卵

私は魚か肉のどちらかを入れるようにし、それがない場合は「卵や納豆があれば今回はOK!」と気軽に考えるようにしていました。毎食、主食、主菜、副菜を用意するのが難しい日や、疲れてしまう日もあると思います。そんな時は、具だくさんの味噌汁やうどんにすると、離乳食づくりの負担が軽減されるうえに栄養も摂ることができます。私はすぐに味噌汁に具をたくさん入れられるように、使いやすい大きさに切った玉ねぎや人参を冷凍庫に常備していました。
離乳食づくりで悩んでしまった際、栄養士さんから「2~3日間くらいでバランスが取れていたら大丈夫!悩まないで。」とアドバイスをいただきました。料理が苦手な方も考えすぎず、楽しみながら離乳食をつくっていきましょう。

味付けはほんの少し

味覚が発達してくるのもこの時期です。今までは味付けをすることはありませんでしたが、後期からはほんの少し風味を付けていきましょう。しょうゆを1滴、すりごまを少々などで大丈夫です。

食事の時間の目安は20〜30分です。赤ちゃんの集中力がなくなって、遊びはじめたら「もう、ごちそうさまにする?」と声をかけてあげ、食事を終わらせましょう。
この頃は、手づかみ食べの時期です。顔や手、テーブルや床が汚れてしまいますが、食事に興味がある証拠なので、温かい目で見守ってください。

離乳食 後期の手間の少ない簡単レシピを3つ、ご紹介します。

離乳食(後期)簡単レシピ①  ―――――――――――――――――――― 

さつまいものそぼろ煮

【材料】
豚ひき肉(赤身) 小さじ1
お水 小さじ2
さつまいも 1/4個
さやいんげん 1本
だし汁 大さじ1
砂糖 小さじ1/4
しょうゆ 小さじ1/6

【つくり方】
① 耐熱容器に豚ひき肉を入れ、お水を加え、ふんわりラップをかけ電子レンジ(500w)で約30秒加熱する。
② さつまいもは1cm角、さやいんげんは7mmの小口切りにする。
③ ①と②、だし汁、砂糖、しょうゆを混ぜ合わせ、電子レンジ(500w)で約1分50秒加熱して、出来上がり。

【補足】
電子レンジだけでできるのでお手軽です。さつまいもがかたければ、再度加熱してください。

離乳食(後期)簡単レシピ②  ―――――――――――――――――――― 

サケとポテトのおやき

【材料】
サケ 50g
じゃがいも 150g
お水(さらす用) 適量
青のり 適量
片栗粉 20g
油 適量

【つくり方】
① じゃがいもの皮をむき、さいのめ切りにして、約5分お水にさらす。
② ①を電子レンジ(500w)で約7分加熱し、フォークの背などで潰す。
③ サケは茹でてから、皮と骨を取り除いて、ほぐす。
④ ②と③、青のり、片栗粉を混ぜ合わせる。
⑤ 赤ちゃんが手で持ちやすい形に成形し、フライパンに油を敷き、両面焼き目がつくまで焼けたら完成。

【補足】
手づかみ食べにぴったりのレシピです。おやつ感覚で食べられます。

※写真はイメージです

離乳食(後期)簡単レシピ③  ―――――――――――――――――――― 

和風スープパスタ

【材料】
スパゲティ(細めのサラダ用) 15g
鶏ひき肉(むね) 10g
片栗粉 小さじ1/8
トマト 40g
赤ちゃん用かつお昆布だし 80ml
しょうゆ 2滴
お湯(茹でる用、湯通し用、湯むき用) 適量

【つくり方】
① スパゲティは1cm幅に折る。沸騰したたっぷりのお湯でスパゲティを茹でる(茹で時間はスパゲティのパッケージの表記時間の2倍)。やわらかくなったら、水気を切る。
② トマトはフォークに刺し、沸騰したお湯に入れる。皮がむけてきたら、取り出す。
③ ②の皮をむき、種を取り除き、5mm角に切る。
④ 鶏ひき肉に片栗粉をまぶし、茶こしにのせて湯通し、水気を切る。
⑤ お鍋に①、③、④、赤ちゃん用かつお昆布だしを入れ、鶏ひき肉をほぐしながら中火で加熱する。ひと煮立ちしたら、しょうゆをたらす。鶏ひき肉に火が通ったら、完成。

【補足】
トマトとかつお昆布だしの相性がよく、旨味を感じられる一品です。

ハミングウォーターで離乳食づくりをお手軽に

離乳食づくりには、おいしく安全なお水を使うことはとても大切なことです。
そして、私がよく思うことは「離乳食づくりがパパやママの負担にならないこと」です。「食事は笑顔で楽しく!」が赤ちゃんにとって食育のひとつだと思いますので、みんなが笑顔で食卓につくことも重要なことだと思います。
離乳食づくりでよく使うお水やお湯を準備することは、ちょっとしたことですが、これはハミングウォーターを使うことで軽減できる作業です。ぜひ、離乳食づくりの時短アイテムとして、ハミングウォーターをお役立てください。


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