離乳食レシピ(初期編)

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執筆者プロフィール
はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

ドキドキ、離乳食スタート

離乳食は初期(生後5〜6ヵ月頃)、中期(生後7〜8ヵ月頃)、後期(生後9〜11ヵ月頃)、完了期(生後12〜18ヵ月頃)に分けられ、量や味付け、硬さを調整し、赤ちゃんが少しずつ大人と同じものを食べられるようになるための食事の練習期間です。

■離乳食 初期(生後5〜6ヵ月頃)
1日1回。食べることに慣れ、飲み込むこと(ゴックン)を覚える時期。
母乳やミルクは欲しがるだけあげます。

■離乳食 中期(生後7〜8ヵ月頃)
1日2回。歯が生えはじめ、豆腐の硬さ程度のものを舌と上あごでつぶせる。
母乳の場合は欲しがるだけあげ、ミルクの場合は1日3回程度あげます。

■離乳食 後期(生後9〜11ヵ月頃)
1日3回。食べ物を前歯で噛み切って、歯ぐきでモグモグ食べられるようになる時期。自分で食べたくなり、食事を触るように。
母乳の場合は欲しがるだけあげ、ミルクの場合は1日2回程度あげます。

■離乳 完了期(生後12〜18ヵ月頃)
1日3回+補食(おやつ)1〜2回。手づかみ食べがメインですが、スプーンやフォークを使いたくなる時期です。かじったり噛んだり、歯をたくさん使うようになります。おやつにはお菓子ではなく、くだものやイモ類を与えましょう。
母乳は欲しがるだけあげ、ミルクは成長や食欲を見てあげましょう。

※写真はイメージです

離乳食の初期の目安は5〜6ヵ月頃とされています。首がしっかりすわっている、寝返りがうてる、5秒以上座っていられる、食べ物に興味を示す(大人が食事をしている際、よだれが出るのも合図のひとつです)などが離乳食スタートのサインです。赤ちゃんの発育には個人差がありますので、焦らず、赤ちゃんの様子を見てはじめてみましょう。

まずは1日1回

はじめての離乳食は、1日1回、昼前後の授乳の前に食べさせるようにしましょう。なるべく決まった時間に食べるのが理想ですが、保護者の方の都合や赤ちゃんの食欲、機嫌によって、落ち着いて食べられるタイミングを選んでも構いません。
最初はアレルギー性の低いおかゆからはじめます。
なめらかにすりつぶした状態のおかゆ(10倍がゆ)を1さじ与えてみて、2~3日に1さじのペースで増やしていきます。おかゆを3~4さじ食べられるようになれば、野菜かくだもののペーストを1種類1さじから始めて、徐々に増やしていきます。野菜やくだものにも慣れて量が増えてきたら、豆腐、白身魚、卵黄などから1種類を1さじからはじめ、次第に量を増やしていきます。このように少しずつ、いろいろな種類の食品を同時に食べられるように促していきます。
離乳食を食べさせた後には、ミルクを赤ちゃんが欲しがるだけあげるようにしましょう。
最初は、離乳食を飲み込むこと、舌触りや味に慣れていくことが大事なので、食べる量が少なくても無理をする必要はありません。

離乳食初期に食べられる食材

離乳食の初期は、食べることに慣れることが目的です。3つの主な栄養素を意識してみましょう。炭水化物を摂れるおすすめ食材は、おかゆ、食パン、うどん、じゃがいも、さつまいもです。ビタミン・ミネラルが摂れるおすすめの食材は、にんじん、トマト、キャベツ、ほうれん草、さつまいも、かぼちゃ、白菜、かぶ、ブロッコリー、大根、小松菜です。たんぱく質を摂れるおすすめ食材は、豆腐、たい、ひらめ、かれい、しらす干し、卵黄です。たんぱく質は炭水化物とビタミン・ミネラルが摂れる食材に慣れてきたら食べさせていくようにしましょう。
離乳食(初期)の簡単レシピをご紹介します。

離乳食(初期)簡単レシピ①  ――――――――――――――――――――  
10倍がゆ

【材料】
・ごはん 大さじ1
・お水 50ml

【つくり方】
①小さめの鍋にごはんとお水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にし、10分ほど煮てから、火を止める。
②①にふたをして(なければアルミホイルをかけて)、そのまま10分ほど蒸らす。
*つぶしがゆはすり鉢におかゆを入れて、なめらかにすり潰す(裏ごしでもよい)。

【補足】
離乳食の基本となるお粥です。慣れてきたら、少しずつかたさを調整していきましょう。

※写真はイメージです

離乳食(初期)簡単レシピ②  ―――――――――――――――――――― 
ほうれん草ペースト

【材料】
ほうれん草 10g
お湯(ゆでる用) 適量
お水(さらす用) 適量
湯冷まし(調整用) 適量

【つくり方】
①ほうれん草は茎と葉の葉脈などのかたい部分を取り除き、1cm角に切る。
②沸騰したお湯に①を入れて、スプーンで潰れるぐらいやわらかくなるまで(2分ほど)茹で、ザルにあげる。
③お水にさらし、水気をしっかり切る。
④食べはじめは裏ごしし、湯冷ましを少しずつ加え、ペースト状にすれば完成。

【補足】
液体に近いポタージュのような状態からはじめて、赤ちゃんが食べ慣れてきたら、すり鉢で潰し、湯冷ましの量でかたさの調整をしてください。

※写真はイメージです

離乳食(初期)簡単レシピ③  ―――――――――――――――――――― 
豆腐のつぶし煮

【材料】
豆腐 15g(大さじ1)
おろしにんじん 5g(小さじ1)
だし汁 50ml(1/4カップ)
水溶きかたくり粉 少々

【つくり方】
①豆腐はスプーンの背でつぶす。
②にんじんの皮をむいて、おろす。
③だし汁を鍋に入れ、②を加えて煮て、さらに①を加え、水溶きかたくり粉でとろみをつける。

【補足】
にんじんはやわらかくなるまで茹でて、潰しても◎

離乳食づくりには安心なお水を使おう

食材にはこだわるのに、お水には無頓着という人がいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんの身体は未熟でデリケートです。食材と同じように安心できるお水を離乳食に使うようにしてあげましょう。
ハミングウォーターは安心安全なお水をたっぷり使える浄水型ウォーターサーバーです。離乳食をつくる際、食材を煮るとき、かたさを調整するときなど、活用できるシーンがたくさんあるありがたい子育てアイテムのひとつだと私は思っています。ぜひ、ハミングウォーターを使って、「ラクで安心」な離乳食づくりをスタートさせてください。


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