暮らしに役立つお水の知識

もっとおいしくなる!お米の炊き方と裏技。土鍋・鍋でもご飯を炊いてみよう

執筆者プロフィール

エンタメ好きのライター「もえ」。幼い頃からテレビっ子で、30代になった今もドラマ・バラエティ・ニュースなどジャンル問わずテレビ番組が大好き。ラジオを聴きながら散歩も趣味の一つ。目から耳から鼻から、常に何かしらの情報を入れたいタイプ。

毎日のようにお米を炊く方も多いと思いますが、出来上がりに満足していますか?
料亭で食べるようなふっくらとしたお米が自宅で炊けると、家族も喜び、食が進むのではないでしょうか。

今回はおいしいお米の炊き方をテーマに、炊飯器はもちろん、土鍋や鍋を使って、おいしいお米を炊く方法をお伝えします。

炊飯器でのお米の炊き方

まずは一番身近な炊飯器を使ったお米のおいしい炊き方です。
炊飯器は浸水や蒸らしの工程を自動で行ってくれるので便利です。

1. お米の量を正確に量る

まずはお米を計量カップで量ります。ただ量るだけではありますが、ここで正確に1合ずつ量ることがおいしく炊くことにつながりますのであなどれません。

具体的には、180mlの計量カップに山盛りにお米を盛り、箸などを使って余分なお米を除き、すりきり1杯を量ります。市販の調理用計量カップは200mlなので、もし市販のものを使う場合は注意しましょう。

2. お米を洗って研ぐ

次に、お米を洗って研いでいきます。ボウルまたは炊飯器の内釜にたっぷりのお水を用意し、お米を一気に入れてさっと手早くかき混ぜ、すぐにお水を捨てましょう。ぬかのニオイがうつらないように、これを2〜3回繰り返します。

研ぐ前にお米を洗うのは、汚れや余分なぬかを落とすためです。お米は吸水が早く、ぬかのニオイをどんどん吸ってしまうため、手早く洗うのがポイント。少なからずお水を吸うため、加えるのはおいしいお水がベストです。

一度お水をきったら、お米が浸る程度のお水を入れてお米を研いでいきます。お水を加えて研ぎ、研ぎ汁を捨てる。これを2〜3回繰り返してください。ここで、ゴシゴシと力を入れて洗ったり、手のひらで押し付けるようにしたり、乱暴にかき混ぜたりするのはやめましょう。お米が割れてしまうと、ご飯がベタつく原因になります。

また、手早く研ぐ方法としてザルを使って研ぐ方法もありますが、ザルの網目に米粒が刺さって割れてしまったり網目との摩擦が強く起こったりしてしまい、米粒が割れたり削れたりしてしまう可能性があります。

3. お水を注ぐ

お米を研ぎ終わったら、ボウルの場合は内釜に移しましょう。内釜の場合はそのまま、お米の容積の1.2倍の量のお水を注ぎます。炊飯器の内釜の水位線に合わせて注ぐ際は、平らなところで量るようにしてください。お米の容積に合わせるのが基本ですが、やわらかめや硬めなど、ご家庭の好みに合わせてお水の量を調整して構いません。

なお、炊飯器には浸水機能がついているものが多いため、基本的に浸水は不要です。

4. 炊飯器にセットして炊く

炊飯器にセットしてスイッチを入れ、炊飯します。内釜の周りに水分がついていたら、あらかじめ拭き取っておきましょう。炊飯器の故障や炊きムラができる原因になります。

5. 炊けたらかき混ぜてほぐす

炊き上がったらフタを開け、しゃもじを使ってご飯をほぐします。炊飯器の場合は蒸らしの工程がすでに含まれているため、炊き上がったらすぐにほぐして問題ありません。粒をつぶさないように、しゃもじでご飯を切るように混ぜます。

ほぐすことで余分な水分が飛ぶため、炊き上がりが均一になります。釜の底の方から掘り起こすようにしてふんわりほぐしましょう。

6. 保温は短めに

余ったご飯は長時間保温しておくと、変色したりパサパサになったり、嫌なニオイを発したりします。食べきれずに余ったご飯は温かいうちに小分けにしてラップに包み、粗熱をとって冷凍庫に入れてください。

土鍋・鍋でのお米の炊き方

次に、土鍋や鍋を使ったお米のおいしい炊き方を紹介します。鍋は炊飯用でも普通の鍋でもどちらでも構いません。

1. 量を正確に量る

【炊飯器】と同様です。

2. お米を洗って研ぐ

【炊飯器】と同様です。

3. 浸水する

炊飯器の場合は浸水機能がありますが、土鍋にはありません。芯までふっくらとしたご飯に炊き上げるには、お米の中心まで十分にお水を浸透させることが大切。土鍋でお米を炊く際は、しっかり浸水させましょう。

浸水の時間は春〜夏の時期は最低30分程度、水温が低くなる秋〜冬の時期は1〜2時間程度が目安です。基本は常温で問題ありませんが、あまり長時間の浸水は雑菌が繁殖するおそれがあるためおすすめしません。浸水すると、お米の色が透明から真っ白に変わります。

4. 炊く(沸騰させる)

まずは中火(1〜2合の場合は弱火)にかけてフタをして沸騰させます。沸騰したらフタを開け、軽くかき混ぜてください。かき混ぜることで炊きムラがなくなり、鍋底も焦げつきにくくなります。もしおこげを作りたいなら、ここでかき混ぜないようにしてください。

その後、フタをして弱火で12〜15分程度炊きます。

5. 炊く(蒸らしてほぐす)

蒸気が少なくなり鍋肌から乾いた音がしはじめたら、一度フタを開けて状態を確認してみてください。水気がなくなっていたら火からおろし、フタをして10〜15分程度蒸らします。蒸らすことでご飯がふっくらとし、鍋底にもこびりつきにくくなります。

おこげを作りたい人は、火から下ろす前に火を強めて鍋の中の蒸気を一気に飛ばしましょう。

6. かき混ぜてほぐす

蒸らした後は、しゃもじを使って米粒をつぶさないようにほぐします。鍋の底から掘り起こすようにしてふんわり混ぜほぐしてください。

知ってる?お米をおいしく炊く裏技3選

炊くときに一手間加えるだけでおいしいお米になる裏技を紹介します。ご家庭にあるものでできるため、古いお米などにも試してみてください。

お酒を加えて炊く

炊く前にお酒を少々加えると、甘みが出てふっくらします。目安は、お米1合に対して大さじ1程度です。

お酒の種類によっては香りがする場合があるため、苦手な方は少なめにするとよいでしょう。加熱することでアルコールが飛ぶため、こどもでも問題なく食べられます。

みりんを加えて炊く

みりんを少し加えて炊くと甘みやツヤが増し、味に深みが出ます。目安は、お米1合に対して大さじ1/2程度です。香りが苦手な方は量を減らしてみてください。

炊く前に氷を1つ入れる

炊飯の前に氷を1つ釜に入れて炊く方法です。お水の温度を下げることでじっくり炊けるようになるため、お米の甘みがしっかり加わり、本来のおいしさを引き出せます。

注意するのは、氷を入れることを考慮してお水の量を少なくしておくこと。氷を足した状態で目安の量になるように調整してください。

ハミングウォーターでお米をおいしく炊こう

炊飯器・土鍋・鍋でのお米のおいしい炊き方は、どれも基本的な工程は同じです。炊飯器の場合は自動で浸水や蒸らしをしてくれるので時短できます。土鍋や鍋を使って炊く場合は浸水や蒸らしをしっかり行い、火加減に気をつけましょう。

おいしくお米を炊くには、お米や炊き方だけではなくお水にもこだわる必要があります。最初にお米を洗う際も、ニオイがうつらない無味無臭のお水が理想です。水道水を使うと塩素やカルキ臭を吸収し、炊き上がりの味や香りに影響を与える可能性があります。そこで便利なのが浄水型ウォーターサーバーのハミングウォーターです。

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月額制で使用量を気にする必要がないため、炊くときのお水だけではなくお米を洗うときのお水にも積極的に使えます。水受けトレイを奥行きが十分なビストロタイプに付け替えれば、ボウルや鍋を置いて直接お水を注げるのも便利です。

不純物が除去されたお水を使えば、雑味のないふっくらツヤツヤなおいしいご飯が炊き上がるはずです。この機会に、ハミングウォーターのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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