知っておきたい!水の用語集

アルカリ水とは?浄水との違いや効能について解説

アルカリ水とは?

アルカリ水とは、水道水などの水をアルカリイオン整水器(JIS家庭用電解水生成器:JIS T 2004)で電気分解することで生成された、アルカリ性の電解水を指します。飲用可能なものをアルカリイオン水(PH値9~10)、飲用不適なものをアルカリ性電解水(PH値10~)と言います。
整水器内では水道水が活性炭などのカートリッジで浄水され、その水がさらに電気分解されることで、陰極では「アルカリ水」、陽極では「酸性イオン水」がつくられます。
アルカリ水は、電気分解の過程で水素と水酸化物イオンが生じ、カルシウムなどの陽イオンが増加した人工的な水となります。

アルカリ水と浄水の違いは?効能は?

アルカリ水と浄水の違いは、飲むことで得られる効能の有無と処理方法です。

アルカリ水

アルカリ水をつくるアルカリイオン整水器は、元々1966年に医療用電解水生成器として認可されました。その後、臨床試験によってアルカリ水のさまざまな効能効果が確認されたのち、現在は家庭用電解水整水器が販売されたことで、自宅でもアルカリ水が飲めるようになりました。
アルカリ水は1日における飲料量が決められ、500~1000mLとされ、継続して飲むことで消化不良、胃酸過多、制酸、慢性下痢、胃腸内異常発酵などの胃腸障害の改善が認められています。
ただし、医薬品などに見られる即効性までは見られず、毎日飲み続けることで比較的軽度の胃腸症状に対してゆるやかに効くとされています。そのため、すべての胃腸障害・病気に効果効能を期待できるものではないようです。
アルカリ水を飲む時の注意として、持病があり服薬をしている人は薬との併飲を避けなければならないので、医師に相談した方が良いでしょう。さらに腎不全やカリウム排泄障害などの腎疾患を持つ人もアルカリ水は避けた方が良いようです。

浄水

一方、浄水は「急速ろ過」「緩速ろ過」「膜ろ過」「消毒」の4つの方法で処理されています。このうち、膜ろ過には微生物や有機物などをどこまで透過させるかによって水の浄水レベルが変わり、膜には「精密ろ過膜・限外ろ過膜・ナノろ過膜・RO膜(逆浸透膜)」の4種類があります。
水道水を生成する過程では、「精密ろ過膜」や「限外ろ過膜」を使っておこなわれています。
浄水は、主に水道水や工業用水として私たちの生活の中で役立てられています。そのため、アルカリ水のような胃腸障害に効くという効能までは確認されてはいないようです。

整水器と浄水器の違いは?

整水器

整水器は、浄化した水をさらに電気分解して、おいしい上に健康にも良いとされる「電解水素水(アルカリ水、飲用アルカリ性電解水)」を生成する装置です。
2005年、当時の薬事法(現略称:薬機法)改正にともない、家庭用の管理医療機器として新たに位置づけられたことで、自宅で手軽にアルカリ水を飲めるようになりました。
現在、メーカーなどから据え置きタイプやビルトインタイプの整水器が販売されています。アルカリ水を毎日飲みたい人にとっては、自宅に1台整水器を置きたいと考える人も少なくないでしょう。
ただし、整水器は本体価格が比較的高く、数万円から10万円ほどになります。またカートリッジ代や電気代などがかかり、設置する際にも十分なスペースが必要となります。自宅に導入する際はランニングコストなどもあわせて検討した方が良いでしょう。

浄水器

浄水器は、水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタンなどの有害物質を除去または減少させるための装置です。主に浄水場で浄水された水道水では取り切れない物質を取り除くためにつかわれています。
浄水器のろ材としては、活性炭、ろ過膜、RO膜(逆浸透膜)などがあります。活性炭では残留塩素、カルキ臭、有機物などを取り除き、ろ過膜や中空糸膜では一般細菌やカビ類、赤サビなどを除去することができます。
現在、さまざまなタイプの浄水器が販売されており、主なものは蛇口直結型、据え置き型、水栓一体型、アンダーシンク型、ポット型があります。価格も比較的取り入れやすいものから高価なものまであるので、使用目的やスペース、使いやすさ、カートリッジの交換頻度など、自分に合ったものを選ぶことができます。

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