脱水症と水中毒、お水の正しい飲み方とは

更新日:

執筆者プロフィール
はじめての育児をスタートさせたばかりのライターの「なぎさ」。家のインテリアは夫のこだわりに従って、余計なものは買わないようにいつも注意している。「時短」や「手抜き」という言葉が大好き。赤ちゃん中心の生活にも少し慣れてきたところ。

身体にとって大切なお水

人の身体には、たくさんの水分が含まれています。成人男性で体重の60%、新生児では約80%が体液とよばれる水分でできています。

飲料水などでとった水分は、腸から吸収され、血液などの体液となって全身を循環しています。体液は酸素や栄養分を細胞に届け、老廃物を尿として排泄し、体温が上がった際には皮膚へ血液の循環を増やし、汗を出して熱を逃がすことで体温を一定に保つ働きがあります。
このようなことから、生きていくために欠かすことのできないのがお水と言えます。

人は普通に生活しているだけでも、1日約2.5Lもの水分が失われているそうです。年齢や性別、体格などで差はありますが、1日に約2.5Lの水分が必要といわれており、食事中の水分や体内でつくられる水の量は1.3Lほどで、排出した水分を補うためには、食事とは別に1.2Lほどの水分を摂取する必要があります。

脱水症にならないために

身体にとって重要な水分ですが夏場など、暑い場所で長時間いたり、激しいスポーツを行うと脱水症になることがあります。
脱水症とは、水分摂取不足や水分が過剰に体外へ排出されることで引き起こされます。全体重の2%の水分を失うと喉の渇きなどを自覚するようになるとされています。体内に取り入れられた水分はやがて老廃物などを含んだ汗や尿として排泄されるので、その分の水分を常に補う必要があります。しかし、十分な水分がとれなかった場合や喉の渇きを自覚せずに水分摂取を怠ったり、大量の発汗を繰り返したりすると脱水症を発症することがありますので、水分補給はとても重要です。

“部活中、お水を飲むことが禁止されていた”なんてことはもう昔のこと。脱水症にならないように、こまめに水分補給をするのは今や当たり前になっています。
暑い日や激しい運動をする場合などはしっかりとスポーツドリンクなどで水分補給をする必要がありますが、夏でもなく、スポーツをしているわけでもないのに、脱水症を引き起こすこともあります。
油断しがちなのが冬です。空気の乾燥により身体から水分が失われやすいのに加え、喉が渇きにくく、夏場に比べ水分摂取が少なくなることから、日常的に脱水のリスクにさらされていると言えます。日常生活では、白湯などで水分を意識的にとりましょう。
また、こどもや高齢者は発熱や下痢・嘔吐など、些細なことがきっかけで脱水症に陥ることがあり、命に関わることもありますので、こまめな水分補給を心がけましょう。

アルコールは水分補給には不向き

スポーツの後やお風呂上がりのビールが美味しい!とよく言います。私も定期的にスポーツをしているのは、その後のビールが美味しいから!というのもひとつの理由です。
しかし、アルコールは摂取した以上に水分が尿として排出されてしまうので水分補給にならないそうです。
コーヒーや玉露のお茶など、カフェインを含む飲み物も利尿作用が高いです。
一方カフェインが含まれないので水分補給となるのは麦茶やハーブティー、お水などがあります。用途に合った飲み物を選ぶことが大切と言えます。

お水の飲み過ぎにご注意

水分補給が大切と書きましたが、水分補給をしすぎることにも注意が必要です。
「水中毒」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?水分を必要以上に摂取することで引き起こされるものです。
水分を多量に摂取することによって尿の処理能力が低下すると希釈性低ナトリウム血症という状態が起こり、血液中のナトリウム濃度が低下し、電解質のバランスが崩れてしまいます。軽症ではめまいや頭痛、頻尿、疲労感下痢などです。重症になると錯乱や嘔吐、意識障害、呼吸困難、脳浮腫によるけいれんなどが症状として表れ、命の危険に晒されることもあります。

厚生労働省が奨励している「健康のために水を飲もう」推進運動の中では、平均的にコップのお水をあと2杯飲めば、1日に必要な水の量を概ね確保できるとのことです。暑い日や激しい運動をする場合などはしっかりと水分補給する必要がありますが、無理にお水を飲み続けることは避け、喉の渇きに応じて、適宜水分を補給することを心がければ、過剰な摂取にもならず、過度の脱水も防ぐことができます。

身体のためのお水をハミングウォーターで

適度な水分補給が重要だと言うことがおわかりいただけたかと思います。
ハミングウォーターがあれば、水分補給が簡単にできます。お水はもちろん、冷水、常温水、お湯がお好みや用途に合わせて選べますので、麦茶やハーブティーなどもサッとつくることができます。
ハミングウォーターで健やかな身体のために良質なお水をお飲みください。

関連記事

カフェインのとりすぎで起こる症状とは?とりすぎた時の対処法も

記事を読む

冷え性対策はどうしたらよい?体を温める方法を紹介

記事を読む

しょうが湯を飲むことで期待できる効果とは?しょうが湯レシピも紹介

記事を読む

水毒ってなに?要因と予防・解消する方法|安全なお水を手軽に飲むには

記事を読む

連載企画

浄水器と比べてみよう!

ウォーターサーバーと浄水器との比較情報、フィルターや選び方など解説しています。

記事を読む

知っておきたい!水の用語集

水の種類・水道水に含まれる成分など、ウォーターサーバー関連用語を解説します。

記事を読む

ウォーターサーバーについてもっと詳しく!

ウォーターサーバーについて、電気代や用途、選び方まで様々な情報を紹介します。

記事を読む

暮らしに役立つお水の知識

ペットに適したお水の種類や、賞味期限など普段使っているお水にについて解説します。

記事を読む

赤ちゃんとこどものために

赤ちゃんとこどもに関するお役立ち情報、ウォーターサーバー活用法をご紹介。

記事を読む

美容・健康に嬉しいお水の効果

身近にあるお水が、私たちの健康や美容にもたらすの効果について詳しくご紹介します。

記事を読む

もしもの時の災害に備えて

ウォーターサーバーの災害時への対策や活用方法をご紹介。

記事を読む

徹底解明!ハミングウォーター

ハミングウォーターを実際に一般の方に使ってもらい、レビューを頂いています。

記事を読む

水道水との付き合い方、教えます。

水道水をもっと知るために、成分を調査したり、おいしく飲める方法を探求しています。

記事を読む

ウォーターサーバー累計販売台数No.1

※日本マーケティングリサーチ機構調べ 2022年11月期浄水型ウォーターサーバーに関する指定領域における市場調査 ※サービス開始~2021年末の累計数