美容・健康に嬉しいお水の効果

カフェインのとりすぎで起こる症状とは?とりすぎた時の対処法も

執筆者プロフィール

エンタメ好きのライター「もえ」。幼い頃からテレビっ子で、30代になった今もドラマ・バラエティ・ニュースなどジャンル問わずテレビ番組が大好き。ラジオを聴きながら散歩も趣味の一つ。目から耳から鼻から、常に何かしらの情報を入れたいタイプ。

「カフェインのとりすぎはよくない」と聞いたことのある人は多いと思います。
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、適量であれば体によい変化をもたらします。しかし、過剰な摂取は健康被害をもたらすことがあります。

今回は、カフェインの良い点・悪い点やカフェインをとりすぎてしまった際の対処法などを紹介します。

カフェインとは

カフェインは、コーヒー豆や茶葉などに含まれる食品成分のひとつです。コーヒーやお茶だけではなく、ココアやコーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクなどの飲料、チョコレートなどにも含まれます。

カフェインには覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があるといわれていますが、摂取することで具体的にどのような体の変化が起きるのでしょうか。

カフェインを摂ることで起こる体の変化

体によい変化

カフェインの効果としてよく知られているのが眠気覚ましです。どうしても寝てはいけないとき、眠気を覚ましたいときに飲む人もいることでしょう。カフェインは、脳内で眠気を作るアデノシンという物質をブロックし、眠気を覚ます覚醒効果があります。

また、カフェインは疲労回復効果や鎮痛作用があることでも有名です。これらのカフェインの効果は、風邪薬や頭痛薬などの医薬品にも広く活用されています。

そのほか、カフェインには基礎代謝を上げて脂肪の燃焼を促進する効果もあるといわれています。実際に、コーヒーを飲んだ後に運動をすることで、中性脂肪が分解されやすくなると報告されています。

体に悪い変化

カフェインの過剰摂取により中枢神経系が過剰に刺激されると、めまいや心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの健康被害をもたらすことがわかっています。

長期的な作用としては、人によっては高血圧リスクが上がる可能性があることや、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性があるといわれています。

カフェインが含まれる主な飲み物・食べ物

カフェインは、主に以下のような飲み物や食べ物に含まれています。

●コーヒー
●紅茶
●緑茶
●煎茶
●ほうじ茶
●ウーロン茶
●玄米茶
●ココア
●エナジードリンク
●栄養ドリンク
●コーラ
●チョコレート

製品あたりの含有量はそれぞれ異なりますが、コーヒーだけではなく意外と身近な飲み物や食べ物に含まれていることがわかります。

「カフェイン中毒」になるとどうなる?

カフェインをとりすぎると「カフェイン中毒」になってしまいます。前述のとおりカフェインは体によい効果もありますが、過剰摂取は体に有害な症状を及ぼす可能性があるのです。一度に過剰に摂取すると、カフェイン中毒を起こしてしまいます。

軽症〜中等症では食欲不振や体の震え、興奮、悪心、嘔吐、頻脈といった症状に留まりますが、重症化すると低カリウム血症や高血糖、代謝性アシドーシス、低血圧、意識障害、痙攣発作などの症状が出る可能性もあります。特にエナジードリンクや栄養ドリンクは眠気を覚まし活動的になる効果がありますが、1日に何本も飲むことは避けるようにしましょう。

カフェインをとりすぎてしまったら…

カフェインの1日の摂取許容量については個人差が大きいことから、明確には定められていません。

しかし、実際にカフェイン中毒になる可能性もあることから、国際機関などにおいてはカフェインの摂取に関して注意喚起が行われています。健康な成人がカフェインを摂取する際の最大量の目安は「1日あたり400㎎」と提言しています。

もしカフェインをとりすぎてしまったら、まずはお水を飲みましょう。水分は体から効率的にカフェインを排出するサポートをしてくれます。また、軽い運動をしたり、カリウムやマグネシウムを積極的に摂ったりするのも効果的です。カフェインが体の中のカリウムやマグネシウムを使い果たしてしまうことで震えやいらだちの症状につながってしまうため、不足した分を補うことが大切です。

カフェインのとりすぎで呼吸が苦しくなったり、胸の痛みや吐き気を感じたりする場合は、なるべく早く病院にかかりましょう。心拍の乱れが続いたり、筋肉が痙攣したりする状態も危険です。

何よりもカフェインは、摂取量に気をつけてとりすぎないことが大切です。もしとりすぎてしまった場合は、ここで紹介したことを思い出してみてください。

コーヒーも水分補給もハミングウォーターで

過剰摂取は問題ですが、カフェインは適切な量を守っていれば体によい効果があることを紹介しました。

カフェインには利尿作用があるため、水分不足にも陥りやすいことも念頭に置いて、水分補給の代わりにお茶やコーヒーを飲んでいる人は、お水や白湯に切り替えることをおすすめします。
カフェインを含む飲み物は気分転換程度にして、水分補給はあくまでもノンカフェインで行うようにしましょう。お茶の中でも麦茶はノンカフェインですので、水分補給に適しています。

ハミングウォーターがあれば、気分転換のコーヒーもおいしいお水で作れますし、水分補給の際はお好みの温度のお水がすぐに飲めますので、とても便利です。ぜひ、ハミングウォーターを使って、カフェインを上手に取り入れた生活をお送りください。

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